あさが来た|あさや加野屋が乗り出す炭鉱経営はどうなるの?史実は?

 

朝ドラ『あさが来た』では、あさは執拗に加野屋の新規事業として

炭鉱経営を持ち出します。

 

当時は石炭の需要が急激に高まっていた時代ですから、

炭鉱経営はビジネスとしては大いに魅力的なもの。

 

しかしそうは言っても、加野屋は両替商で炭鉱経営のノウハウはありませんし

炭鉱には爆発や落盤という事故もつきもの

 

また当時の炭鉱は荒くれものの働き場所として知られていたことから、

正吉や新次郎は乗り気ではありませんでした。

 

しかしあさの熱意にほだされて、とうとう正吉は炭鉱経営に乗り出す決断をします。

 

もちろん、その先頭に立つのは言い出しっぺのあさです。

 

明治 炭鉱1

 

炭鉱に乗り込むことになるあさですが、このあたりは朝ドラ『あさが来た』の

前半のクライマックスともいえる箇所。大いに盛り上がりそうですね♪

 

それで気になるあさや加野屋の炭鉱経営はうまくいったのでしょうか?

史実と併せてご紹介します。

 

コンテンツ

史実の浅子や加島屋の炭鉱経営はどうだったの?

 

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史実の広岡浅子と加島屋が福岡県の潤野炭鉱を買収して、

炭鉱経営に乗り出したのは1884年(明治17年)です。

 

実は浅子や加島屋は、当初は九州で石炭を仕入れて、

それを海外に輸出する事業に着手しました。

 

しかし思った以上に経費がかさみ、あまり利益が出なかったので、

直接炭鉱の経営に乗り出したのです。

 

ちなみに当時の浅子は35歳。以前の記事にも書きましたが、

『あさが来た』では、実際よりも10年以上も前倒しに描いています。

 

ですが、浅子が炭鉱経営に乗り出すのは、三井財閥などが参入する

10年位も前のことです。

 

浅子の行動はいかに斬新で画期的だったことがわかりますよね♪

 

ただし、女性が炭鉱の陣頭指揮をするなどとはあり得ないことで、

当時の浅子は「狂気」「破廉恥」などかなりの批判を受けました。

 

そんなことを気にせずに、信じたことに猪突猛進するのがこの人の凄いことです。

 

それで潤野炭鉱の経営は言えば、いきなり挫折してしまいます。

 

潤野炭鉱には予想外の固い岩盤が存在して、採掘量が当初の計画を

大幅に下回ってしまい、1894年(明治27年)には

休鉱に追い込まれてしまいます

 

しかし1897年(明治30年)に浅子が炭鉱に乗り込み、陣頭指揮をして

鉱内の別の場所を掘削する大ばくちに出ます。

 

それが成功し、潤野炭鉱は良質な石炭を大量に産出できる優良炭鉱となります。

 

休鉱時の明治27年の産出量が約8,800トンだったのが、明治30年には

約17,000トン、明治32年には約51,000トン

飛躍的に産出量が増えました。

 

もちろんそれにより加島屋は大きな利益を手にして、後の銀行や生命保険会社、

紡績会社を立ち上げる足がかりを築いたのです。

 

あさや加野屋の炭鉱経営はうまくいくの?

 

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ドラマの場合はこのあたりの描写は少し違います。

 

加野屋が買収した蔵野炭鉱(のちの加野炭鉱)にいきなりあさが乗り込みますが、

女だからとバカにされて炭鉱夫たちはなかなか働きません。

 

やはり炭鉱は男の職場でしたので、いかに自分を信頼してもらい

炭鉱を稼働させること があさの第一の大仕事になります。

 

紆余曲折あって炭鉱夫たちの信頼を得たあさでしたが、

次に炭鉱が大爆発を起こすという悲劇に見舞われます。

 

ここで詳細は割愛しますが、これにはかつての加野屋に対する

因縁もあり事態は複雑です。

 

このような大事故に見舞われた加野炭鉱を売却しようという声が

加野屋の中でも大きくなりますが、あさは決して諦めません。

 

あさは加野炭鉱の立て直しのために、再び九州に向かうのでした…

 

と、現在わかることはここまでです。やはり炭鉱経営は一筋縄にはいかないようで、

あさも幾度となく困難に直面することになります。

 

そんなあさを陰から支えるのが新次郎であり、五代才助なのです。

 

思うに炭鉱編のエピソードは、広岡浅子の潤野炭鉱の史実を下敷きにしています。

 

当時の炭鉱はまさに鉄火場とでもいえるような場所で、炭鉱経営のノウハウが

なかった浅子もかなりの苦労を経てその経営を軌道に乗せています。

 

そのためあさも様々な困難に遭遇することになるでしょうが、

持ち前のガッツと前向きさで乗り越えていくことでしょう。

 

あさの炭鉱での奮闘が楽しみですね♪

 

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